東京オリンピック 大会組織委員会が行う仕事と役割

五輪

2020年7月24日、東京都において東京オリンピック及び東京パラリンピックが開催されます。

これらの大会で競技を円滑に行うため、2014年に組織されたのが、公益財団法人である大会組織委員会です。
元は、日本オリンピック委員会と東京都が出資する一般財団法人として設立されました。主な役割としては、オリンピック開始前の準備を行うこと、開会式や閉会式の具体的な段取り、競技スケジュールなどを決定することです。選手の順位が決まった後に渡されるメダルの作成、選手村の運営といった、大会の運営に関するあらゆる業務を行う組織としての役割を果たします。

大会組織委員会のメンバーには、政府機関や大企業の代表者の他、オリンピックのアスリートだった人などで構成されます。
メンバーの多くが行う仕事は、国際オリンピック委員会等の競技関連団体などとの調整役です。

国や自治体などが負担するオリンピック関連の運営費のうち、大会組織委員会はその4割程度を負担します。
その運営費の多くはスポンサーからの寄付ですが、それ以外の収入源として大会のチケットや関連グッズの企画、販売を行うことも、大会組織委員会の役割です。2020年7月に開催される東京オリンピックやパラリンピックの裏方役を一手に担う組織と言えます。

オリンピックの成功に欠かすことのできないボランティア

ボランティアは重要

オリンピックの成功左右する上で欠かすことのできない存在がボランティアです。

オリンピックでは開催国の国民を中心に大々的に募集を募り、毎回多くの人が参加しています。

東京で開催が予定されているオリンピックにもたくさんの希望者がいて、事前の説明会に500人近い来場者がいたほどです。しかし、中には漠然としたイメージはあっても実際の活動について詳しく知らないという人も少なくありません。

オリンピックにおけるボランティアの役割はいくつかある中で、基本とも言えるのが案内です。会場に訪れた観客や関係者がスムーズに移動できるように誘導する作業や、混雑時に荷物のチェック作業のサポートを行います。
また、競技中に必要な備品を渡したり通信機器のレンタルや回収を行うテクノロジーと呼ばれる作業もボランティアの大事な役割です。

そのほか、海外からの要人の身の回りの世話、宿舎から会場へ選手を送り迎えをするドライバーなど、10種類近い仕事が用意されています。前述した要人の世話やドライバーは必要な言語の取得や運転免許といった資格が必須です!

ボランティアへの参加を考えている人は、仕事内容や資格の有無をしっかりと確認することが大切になります。